今回は私がこれまで旅行で宿泊してきたホテルについて少し。
コロナ禍でインバウンドが壊滅状態になったとき、高級ホテルの宿泊料金が恐ろしいくらい値下がりしたのは記憶に新しいですが、それを利用して私も外資系ブランドのホテルにいくつか宿泊しました。
この数年でヒルトン、オークウッド、ハイアットと比較的有名な3ブランドは制覇しましたが、その中でも私が個人的に思い出に残るのがハイアットです。
これはまだ私が20歳を過ぎたばかりのときまで遡ります。
当時、新宿区や港区あたりをふらふらしてることが多かったのですが、その時たまたま仕事で西新宿のパークハイアットに行く機会がありました。
外資系の高級ホテルなんて泊まったこともないし、せいぜいプリンスホテルのコテージくらいしか泊まったことがない私にとって、5つ星ホテルのパークハイアットはまさに異世界でした。
エレベーターを降り高層階にあるホテルロビーに着きましたが、何から何までこれまで泊まってきたビジネスホテルとは訳が違います。
お手洗いに行くと普通のホテルでは紙タオルなのに、パークハイアットはフカフカで真っ白な布タオルを使い捨てで使うという超贅沢仕様。
また、スタッフの方の対応も流石一流ホテルといった感じで、宿泊客でもない私に親切に対応してくださったのがとても印象的でした。
それ以来、僕はある目標を掲げました。
いつかハイアットに泊まってやると。
大して仕事もしてないし、お金もない私には高嶺の花でしかありません。
しかし、コロナ禍という社会情勢の中、宿泊客は激減でなんとしても宿泊客を確保したいホテル側は様々な施策を打ち出しました。
そんな中で見つけたのが、パークハイアットのアフタヌーンティーでこちらはお一人様もウェルカムという内容で、お値段はたったの2000円ちょっと。
いきなり宿泊はちょっと…と思った私は、まずそのアフタヌーンティーを誕生日に予約しました。
ご丁寧に記念写真まで撮ってもらいましたよ。流石にここには載せませんけどw
え?誕生日に1人でパークハイアットのアフタヌーンティー?ププッwと思いましました?
だって平日で誘う相手もいないし、誘ったら感染拡大してるのにけしからんとか言われそうじゃないですか。
まあ、その2年後にフォロワーさんと違うホテルでアフタヌーンティー行けたからいいんですよ。ええ。
アフタヌーンティーですっかりハイアットの養分と化してしまった私は、どうにかしてハイアットに泊まろうと模索します。コロナ禍とはいえ、パークハイアットは1泊5万円を超えてしまいます。
どこか安いハイアットはないのか?見つけました。
そう、金沢のハイアットです。2020年に金沢駅前に開業したハイアットですが、外国人観光客が来るには最悪のタイミングとも言える開業で、宿泊客は皆無。そんな事もあってお値段は1泊1万円ちょっとという信じられない料金です。
ちなみにこれ、5000円くらいする朝食ビュッフェが付いた料金ですからね。実質タダです。今はやってないみたいですけど。
宿泊客が皆無で暇なのかスタッフの方もめっちゃフレンドリーに話しかけてくれます。そりゃ開業したばかりなのに人が来なかったら、いくら仕事といえど寂しくなるんでしょう。
なかなか息苦しい世の中でしたが、マスク越しでも伝わるスタッフの方の笑顔と温もりに私は救われました。
それからというもの、私は時間を見つけてはハイアットに泊まるようになりました。
唐突にオリンピックの無観客開催が決まった2021年はあまりにも宿泊業界が気の毒だと感じたので、新宿のハイアットリージェンシーに泊まりました。
このとき、私は溜まったポイントを使って初めてホテルのラウンジとやらに。明らかに浮いてましたが、知的好奇心が旺盛な私にとって新しい世界を知ることができるいい機会です。
中には明らかに上級国民オーラがある外国人様がいましたが、一体どんなお仕事で来てたんでしょうか…まだまだ知らない世界がこの星にはたくさんありそうです。
そんな感じで今回の記事はここまで。
ちなみにインバウンドは復活気味ですが、金沢はまだまだ知名度が低いのか東京とか大阪に比べると、ホテルの値段もまだお安いです。行くなら今のうちに。