初海外でライドシェアを使ってみた感想

最近、Twitter…じゃなくてXでやたらライドシェアについてツイートしてるのですが、ただのイキりと思われそうなので少しこちらで弁明しておきたいと思います。

 

まず、日本の現状ですがUberなどの配車アプリ自体は使えるものの、本当のシェアリングエコノミーにはなっておらず、個人タクシーやハイヤーを配車できるだけとなっています。

 

僕の場合は日本国内と海外の両方でUberを使ったことがありますが、本当に別のアプリと言っても過言ではないくらいに使い勝手が違います。 

 

そもそも日本でUberを使おうとしても台数が少なすぎて、港区などのごく一部の地域を除いてまともに利用できない状態です。

 

それもそのはず、個人タクシーは10年以上タクシー会社で勤務しないと開業できないという意味の分からない規制があるからなのですよね。

 

そして僕は4年前に台湾に行ったわけですが、現地での移動は地下鉄よりUberを使ってました。空港から市街地まで乗っても3,000円くらいでしたし、車両も日本とは比較にならないくらい新しいです。

 

台北に着いた初日ですが、飛行機は謎のゴーアラウンドと入国審査待ちの大行列で想定してたより1〜2時間は遅れてしまい、時間は既に21時とか22時辺り。

 

この時間に地下鉄を乗ったり外を歩くのは危険だと思い、Uberでタクシーを呼ぶことにしました。

ちなみに到着ロビーでタクシーに乗らないかと声をかけられましたが、あれはおそらくぼったくりだろうと思いスルーです。海外あるあるなのかな?(笑)

 

到着ロビーを出た車寄せのところに番号が振ってあるので、それを入力してタクシーを待ちます。

タクシーが来たのはほんの1,2分後。車両はトヨタのアルティス(日本では未発売)で、市街地まで1時間弱の乗車でしたが、足元は広いしセダンということもあって乗り心地も良かったです。

 

僕はまともに中国語のフレーズも覚えてなかったし、ニーハオと謝謝くらいしか話せなかったんですけど、何の不自由もなく目的地に着けて、ボッタクリにも遭わないってテクノロジーの力はすごいなと感心したものです。

 

日本のタクシーは未だに年式が古いクラウンコンフォートとか走ってますけど、あれはただボロいだけでなく設計が古いので、衝突安全性が極めて低い危険な車両なんですよね。業界の人たちは絶対に触れたくない話でしょうけど。

 

台北では黄色い普通のタクシーですら、当時発売されて間もない新型のRAV4とかがそこら中で走っていて、軽いカルチャーショックを受けました。日本は先進国でアジアでは一番だと思い込んでましたけど、少なくともタクシーの車両は日本よりも車格が上で新しいんですよね。

 

結局、こうなってしまったのも日本の国力が落ちたというよりは、社会制度の歪みで利用者が不便を強いられているという話ですね。

近所のタクシー乗り場もここ最近は行列がひどくて、特にイベントとかもなく雨が降っているわけでもないのに10人くらいは並んでたりします。

 

利用者の利便性と安全を守るための規制なはずですが、いつの間にかそれは業界の利権を守るためになってしまいました。

 

この手の話をするとき、メディアに出て反対する人はどこを見て発言してるのか?とか、本当に守りたいのは利用者なのか、それとも一部の業界団体なのか?というところを理解したうえでニュースを見ると良いかと思います。

 

というか、海外に渡航経験があって実際に現地でライドシェア使ったことある人って、多分日本人の1割もいないんじゃないですかね。

日本人ってやたらハワイが好きですけど、もう少し東南アジアにも目を向けて、アジアでの日本の立ち位置みたいなのを知るともっと視野が広がるのになと思います。

 

あくまでも僕個人の意見ですので、じっくりと考える機会が作られることを願いこの記事を書きました。

 

おしまい。